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3,2&1/小沼ようすけ

小沼ようすけさんのアコースティックなアルバム


曲目
1. Groove Me
2. Silver and Orange
3. Presence
4. Mystic Rites
5. Summer Happening
6. I Love You
7. Spain
8. Cissy Strut
9. What Cha’Gonna Do For Me
10. Cherish The Love
11. Gleam
12. If
13. Tristeza
Bonus Disk
1.Isn't It Romantic
2.For No One
3.Over The Rainbow
4.Moon River
5.Oleo

若手ジャズギタリストとして最も注目されている小沼ようすけさんのCDです。

小沼ようすけさんと言えばギブソンジャズギターコンテストで優勝した実力派。その時の楽曲は「Oleo(オレオ)」。しかもソロギターです。

もともと19歳の時にジャズギターをはじめたけれど周りにジャズを演奏している友人がいなかったために、いつもソロギターを練習していたと言います。ですから、ソロギターがルーツになっていると言うことだそうです。

このCDは全13曲中ソロギターが5曲収録されています。

その他の曲もアコースティックギターを中心としていて、全体的にはたいへん落ち着いた感じでリラックスして聴く事が出来ます。個人的にはソロギターの曲とピアノの名手小曽根真さんとのデュオ曲が良いですね。

特に6曲目のI LOVE YOUのイントロからテーマに入っていく感じが、かなりいけてる!と思います。

実はこのCDの初回限定版にはボーナス・ディスクとして、アコースティックギターでのスタンダードナンバーが5曲収録されていると言うおまけがついています。これがまた良いんですね。

小沼ようすけさんのギターは基本的にエレクトリックでもピックを使用していないみたいです。ですからエレクトリックの場合、どうしてもペンペンと言うような音になってしまうんですね。しかもES−335と言うセミアコースティックギターをメインに使用しているので、なおさらそのような音になっています。これは好みが分かれるところなのですが、個人的にあまり好きではありません。

ですが、これがアコースティックギターとなると良いんですね。指弾きとナイロン弦のマッチングってやっぱり良いですね。それを十分に堪能できると言う感じがしました。

また、どのような理由かはわかりませんが、知り合いのお兄さんがソファーで目の前で弾いてくれている・・・。というような感じがするのです。それは決してテクニックとか録音とかの問題では無くて、弾いている本人がリラックスしているのではないかと想います。本当にギターが好きなんだという感じが伝わってきますね。

あえて個人的なことで言えば、このCDはボーナスディスク付きではなくて完全なソロギターアルバムにして欲しかったと・・・。少し譲ったとしても小曽根さんとのデュオとソロギターにして欲しかった。本当に個人的な意見ですけれども・・・。

■この曲はマスターしたい

7・Spain

説明不要のチックコリアの名曲です。ここではギター3本をオーバーダブして演奏しています。なかなかアレンジが良いです。特に中間のリフの部分にハーモニーが付いているところはソロでこの曲を演奏する場合にも参考になります。

9・What Cha’Gonna Do For Me

チャカカーンさんの超有名曲です。ポピュラーソングの中でもこのようなソウル系の曲をソロギターで演奏するには、結構コード進行が短調なので難しいですよね。ここではたいへんリズミカルにアレンジされています。

9・Tristeza

見事な演奏だと思います。ボサノバのリズムがどんどん伝わってきます。このような曲をソロギターで演奏する時にたいへん参考になる演奏です。特にベース音と和音のリズム的な絡みや使い方は是非マスターしたい感じです。

ボーナスディスク・5・Oleo

メロディーラインとベース音を同時に弾くと言うアレンジは良く使用される方法なんですが、このような難しい曲をさらりと弾いてしまうのはやっぱりすごいですね。



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