メロディ、和音、ベース音、リズムの話
ソロギターレクチャー【第1楽章・Track05】
音楽には3つの重要な要素があります。
それは、メロディ、和音、リズムです。
それぞれが単独で機能しながら、一緒に奏でられるとそれが曲として人の心を打つようになります。
まず、リズムですがこれは単独でも音楽として成り立ちます。
曲全体の大きなリズムがあります。つまりドラムがたたいているビートですね。またメロディと和音にもリズムがついています。
先ほどのトラックで「うみ」のメロディを弾いていただきましたが、もちろんリズムはついていましたよね。(リズムが無いとお経のようになってしまいます。でもお経も音程がついていないだけでリズムはあります。)
メロディというのは曲の一番重要なものです。
コード進行が同じで、違うメロディの曲は実はたくさんあります。ですからその曲を限定していく一番の要素です。
そして和音の話になりますが、ここで避けて通れないのがコードの話になります。
あるメロディに対して作曲をした人が一番自分のイメージにあった音の組み合わせ(和音)を考えたものがコードということになります。
メロディが一番際立つように、綺麗に聞こえるように・・・。
「うみ」にもコードが付いています。
コードはいくつかの音の重なりで出来ています。
例えば「G」というコードだったら、「ソ、シ、レ」、「C」だったら、「ド、ミ、ソ」です。
詳しいコードの構成音や押さえ方はまた追って話しをするとして、ソロギターに限ってお話させていただくとコードの構成音の中で一番重要なのがベース音です。
これは、ルートとも言いますがバンドで考えればベーシストが弾く音と考えてよいです。
ベース音はそのコードの名前になっています。
例えば「G」だったらベース音は「ソ」、「C」だったらベース音は「ド」です。
ちなみに「A,B,C,D,E,F、G」が「ラ、シ、ド、レ、ミ、ファ、ソ」となっています。
ベース音はその曲のイメージをほぼ決定つけてしまうくらいの要素をもっています。これを逆に考えて見るとベース音とメロディだけでもソロギターとして形になるとも言えるわけです。
次のトラックで実際に先ほどの「うみ」のメロディにベース音を入れて弾いてみましょう。