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この道

ソロギター用に童謡『この道』をアレンジしました

難易度:★★★★☆☆
作曲:山田耕作 作詞:北原白秋
大正15年「赤い鳥」に詩が掲載され、昭和2年「童謡百曲集(三)」で曲がついた。詞は北原白秋が樺太旅行の帰りに立ち寄った札幌の北一条通りをモチーフにしている。
(引用:西東社・こころの名曲集より・敬称略)

>>>譜面・ギタータブ譜はこちらからご覧ください。

アレンジのポイント

原曲は3/4拍子に2/4がところどころで挿入されています。今回は解り難くなるので、4/4拍子で通すようにアレンジしました。

解放弦を使用した3連符のアルペジオをモチーフにしてメロディを乗せていますが、メロディが前半は低音で後半はトップノートで奏でるようにしました。

3連符のアルペジオの最初の部分は「シ・シ・ミ」と同じ音が2つ続くのですが、流れるように聴こえるのは、ギターの同じ音を別のポジションで奏でることが出来ると言う特徴を生かしてみました。

演奏のポイント

3連符のアルペジオを綺麗に弾くことがポイントです。特に「シ・シ・ミ」と言う最初の部分。同じ音が連続しますが、ギターの特性を利用して流れるように弾いてください。

全体的に3連符が綺麗に出るようにすると同時に、メロディがはっきりと際立つように注意してください。

サビ前の1回目のテーマはメロディとアルペジオですが、2回目はそれにベース音が加わってきます。

12小節目の5弦と4弦は一緒に右手親指で弾きます。13小節目のメロディは左手の小指を中心に奏でます。

13小節・1拍目 13小節・2拍目

13小節・3拍目 13小節・4拍目
(左上から、13小節・1拍目、2拍目、左下から、3拍目、4拍目)

14小節はメロディが切れないように押さえる為に、5弦の3フレットを中指、4弦の4フレットを薬指、そして、その形で押さえたまま3弦の1フレットを弾きます。かなり辛い押さえ方になりますが、同時にアルペジオを綺麗に出すために左手人差し指が1弦、2弦に触れないように指を立てる必要があります。

そして、4拍目で小指で3弦の4フレットをやはりそのままの形で押さえるようにします。14小節・1拍目 14小節・2拍目

14小節・3拍目 14小節・4拍目
(左上から、14小節・1拍目、2拍目、左下から、3拍目、4拍目)

ポイントは左手の親指と左肘の使い方。すこし自分の体に寄せるような感じで押さえて、楽に押さえることができるポジションを探して見てください。

サビ前の18小節目はリタルダントしてテンポを殺します。サビからはメロディがトップノートになります。ここはひたすらポジションを覚えて弾いてください。

21小節目は1弦を薬指で3弦を小指で4弦を人差し指で押さえます。前の小節との流れを切らないように素早く押さえるのがポイントです。指の流れからすると、1弦を中指、3弦を薬指でも良いのですが、ストレッチになります。

25小節目、27小節目は左手の指使いが上下します。小指以外の4本の指を流れるように動かしてください。

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