■ギターを弾きたい!と言っても漠然としています・・・
ギターを弾きたい!とひと口に言っても、先ほども話しましたがけっこう漠然としています。それは、歴史の紹介でも触れましたが、ギターと言う楽器がお手軽で、さらにいろいろなジャンルの音楽に進出していて、その音楽のジャンルごとに変化していって、同じギターとは言ってもジャンルごとに独立した楽器とも言える形になっていったからなのです。
例えばヴァイオリンの場合は、もちろんエレクトリックヴァイオリンというハイテクな楽器もありますが、基本的には1種類ですね。それでときにクラシックを弾いたり、または映画音楽的なものを弾いたりするわけです。つまり、楽器は1種類でそれを用いていろいろなジャンルに参入していくという感じでしょうか。
それに対してギターは、先ほど書いた通りにジャンルごとに独立した楽器とも言える形になっていったという経緯があるために、クラシックを弾く場合にはクラシックギター、フォークソングを弾く場合にはフォークギター、ロックを弾く場合にはエレキギターがしっくり来るわけなのです。
わかりにくいのでもうひとつ例をあげます。
例えば、ヴァイオリン教室へヴァイオリンを持ってきた生徒が
『ジャズヴァイオリンが弾きたいんです!』
と言った場合には
『それではまずは基本的なクラシックのヴァイオリン奏法をひと通り学んで・・・』
となります。
それに対して、クラシックギター教室にエレキギターを持ってきて
『クラシックギターを学びたいんです!』
と言った場合には
『それではクラシックギターを買ってきてください・・・』
となるわけです。
これはロックギター教室でも同じで、クラシックギターを持ってきて
『ロックギターを弾きたいんです!』
と生徒が言ったら
『とりあえずエレキギターを買うことができませんか・・・?』
となるのです。
■演奏したい音楽に合わせてギターを選ぶ!
ここで誤解のないように話をしておきますが、もちろんエレキギターでクラシックを弾いても良いですし、クラシックギターでロックを弾いてはいけないことはありません。実際にフォークソングの中では例えば、長谷川きよしさんなどはクラシックギターを使用していますし、特にジャズ・フュージョン系のギタリストは様々なギターを使用します。ただ超・初心者の方はできるだけ
あなたの演奏したい音楽に合わせてギターを選ぶ
ことがより上達が速いと想うのです。
これは、ヴァイオリンやピアノなどがある程度のクラシック音楽の奏法を学ぶことが必要な楽器であるのに対して、ギターの場合は
あなたの演奏したいジャンルの音楽からダイレクトに入ることが出来る
からなのです。
ロックギターを弾きたければ、そこにはクラシックの弾き方は不要です。
フォークソングが好きなら、フォークギターの弾き方から入れば良いわけなのです。
これも、お手軽な楽器と言われる由縁でもあるわけです。
ですから、ギターを弾きたい!と言う場合には
あなたはどんな音楽が演奏したいのか?
と言うことでの選択が上達を速めることになると想います。
■私も振り返ってみると・・・
私がギターを始めてまず弾きたかったのがフォークソング。当時はかぐや姫が大好きでした。その次ぎはロック。ディープパープルというバンドのリッチ―ブラックモアさんというギタリストが大好きでした。
ギターを始めたころ家にあったのが古いクラシックギター。まだ小学生だった私にフォークギターなど高嶺の花で、当然買うことができませんでした。
ですから、その古いクラシックギターで一生懸命かぐや姫のナンバーを弾いていたわけです。当然少しイメージが違いますし、弾きやすさという面でも苦労をした記憶があります。
それはロック好きになっても同じで、今度はエレキギターが欲しかったのですが、すぐに買えるわけも無かったので、その古いクラシックギターでロックを練習していました。
これもかなり無理のある話で、当然ロック的な奏法など上手く弾けるはずがありませんでした。
このときに、フォークギターやエレキギターを初めから使用していれば、だいぶ上達の速度も変わったと想います・・・。
