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右手親指の使い方

親指は他の指とは少し違う動き方をします

親指は他の指とは違う動き方をします。

親指のアタックは、他の指が関節などを動かしてアタックするのに対して関節を固定して指全体でアタックします。

まあ普通に考えてみて、親指の関節を動かして弦にアタックするのは非常に難しいですよね?

ですから、親指のみでフレーズを奏でると手全体で弾くような感じになるわけです。

ウェス・モンゴメリーさんというジャズギタリストの弾き方がそうなっていますね。ジャズがお好きな方はご存知だと思いますが。

さらに親指はご承知の通り、アタックするときの指の向きも他の指とは違います。

他の指が基本的に下から上に向かって動くのに対して親指は上から下に向かって動きます。ですから、他の指が動いていく先に親指があるとその動きを制限してしまうわけです。

他の指が自由に動くためには親指には少し離れた別の場所で動いてもらう必要があるということなんです。

ですから基本的なスタイルのように親指は離れてポジションを取ります。

このようになっていると親指の動く方向と他の指が動く方向が干渉をしてしまいますね。
右手親指の使い方、弾き方

親指の場合は弦に対して基本的には平行方向からアタックするのが自然なスタイルだと思います。これは、右手の基本的なスタイルを取ると、ごく自然にこのようなアタックになるわけです。

この状態で弦に爪を当てるのはかなり至難の業といえます。ですから、親指は基本的には爪ではなく、指の腹で弾くと考えています。爪を使用する場合はこのように指を立てないと出来ないですね。

右手親指の使い方、弾き方

これだと、基本の形が崩れてしまうのでリーズナブルではありません。わたしが親指の爪を伸ばしていないのはこのような理由もあるわけです。

しかし親指は他の指に比べると、一番力のある指になります。ですから、それを生かした効果を狙う場合には、指を立てて爪を当てると言う方法もあります。

また、親指の使い方のひとつとして手を安定させるという役割もあります。これは、例えば、他の指でメロディーなどを弾いている場合に親指を関係の無い低音弦に乗せて弾くということです。

これだと手が安定して指先がクイックに動くようになるのですが、高い弦と低い弦での手の形がだいぶ違うので特に和音などを絡める場合にはよりクイックにポジションを基本の形に戻す必要が出てきます。

右手親指の使い方、弾き方 右手親指の使い方、弾き方

画像は親指を6弦部分にのせて固定をして、1弦から6弦を弾いたときの手の形です。

わたしの場合はメロディなども親指を他の指と同じように使用することが多いので親指は常にフリーな状態になっていることが多いですね。

右手親指の使い方、弾き方

しかし、フレーズによってアクセントをつけたり、強く弾く場合には親指は、もよりの低音弦に掛っていることがあります。
右手親指の使い方、弾き方

画像は1弦を弾く時に4弦に親指をのせて固定して弾いています。

次は具体的な指弾きのコツについて話をします。

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